宮崎市の不動産売買専門の会社、㈱クリアルティの横田です。
皆様の不動産売買の疑問に少しでも、参考になれば幸いです。
不動産を売却するには、まずは現状を把握しなければなりません。
まずは、
「売却の見込みがある価格」
を知る必要がありますね。
不動産売買では、
「できる限り高く売りたい」売主と
気に入った物件を
「少しでも安く手に入れたい」買主の
「双方の希望が逆である」取引だということを理解しましょう。
不動産市場には、取引価格の相場が存在します。
市場相場とかけ離れた価格では、なかなか売却が難しくなります。
まずは現状把握のために価格査定をしてみましょう。
さて、そもそも価格査定とは何でしょうか?
1)不動産会社に依頼する価格査定
売却予定物件について、不動産会社が周辺相場を
参考に「売却見込み価格」を算出して提示してくれるものです。
物件の所在地やエリア外観などから概算の「簡易査定」と
実際に物件を内覧・調査を行い価格を出す
「訪問査定」があります。
2)不動産鑑定(鑑定評価)
資格を持つ不動産鑑定士が鑑定評価基準に基づいて行う評価です。
裁判や遺産分割、担保評価の鑑定評価など
信頼性の高い評価基準が必要な場合に利用されます。
この鑑定評価には、数週間の期間と相応の鑑定報酬が必要です。
一般的に不動産売却を検討されている方のほとんどは、
不動産会社への査定依頼を行うことになります。
机上で概算価格を査定することも可能ですが、
売却を進める上では実際に訪問して価格等を算出する
「訪問査定」へと移行することになります。
いくら不動産会社でも、
見ていない物件を販売できませんし、
買いたい方も物件を見ないで買うことは、ほぼないですよね。
まずは、現状把握の上で査定の報告とご説明を受けましょう。
そこで、査定価格の位置付け(考え方)ですが、
取引の流れの中では、以下の5つの価格が出てきます。
① 売主の希望価格
② 不動産会社の査定価格
③ 売り出し価格
④ 買主の希望購入価格
⑤ 契約成立価格
本来あまりあってはならないのですが、
査定価格は不動産業者により異なるケースがあります。
査定価格とは、周辺の相場を考慮して、
「売り出してから3ヶ月〜6ヶ月程度」で
売却が可能と思われる価格を提示します。
中には、売却の依頼を受けたいために、
明らかに相場や他社より高い価格を提示する会社もあります。
査定価格が高いからと安易な判断をせずに
信頼できる会社を選ぶことが何より大切です。
実際に、価格査定が高いからと依頼された後に
ご相談に見えるお客様も多数いらっしゃいます。
適正な査定ではないケースが多く、
一旦販売するものの時間だけが経過します。
その後、徐々に価格を下げるようご提案が始まるようです。
結局、「時間だけが無駄に経過してしまった」
という方のご相談が結構多いことに驚かされます。
その後、適正な価格帯で売り出したところ
スムーズにいくケースを何度も経験していますし、
残念ながらそういった業者さんの存在も理解しておきましょう。
最初にお話したように、売主と買主は
「相反する利益を求めていること」
を理解し、売り出し価格を決めていきましょう。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
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