宮崎市の不動産売買専門の会社、㈱クリアルティの横田です。
皆様の不動産売買の疑問に少しでも、参考になれば幸いです。
(公社)宮崎県不動産鑑定士協会では、
毎年、不動産業者にアンケートを取り
市場調査を行っています。
当社も毎年アンケートの回答を
行っており、調査結果をいただきます。
今回は、このデータをもとにした
宮崎の不動産市況をみてみたいと思います。
アンケートの概要は以下のとおりです。
□ 調査時点 : 令和3年7月1日
□ 調査方法 : 宮崎県内の宅建業者へのアンケート調査
□ 発送数 : 953件
□ 有効回答数: 197件
□ 有効回答率: 20.6%
宮崎県を8つのエリアに分け、
エリアごとに以下のアンケート調査を行います。
①不動産価格
②取扱件数
③賃貸物件について
④開発について
上記の内容を動向指数(DI値)として
算出し、データ化しています。
DIは景気動向指数ともいわれ、
市況を客観的数値で表すものとして
利用されているようです。
もう少し回答率が上がると
データもより良くなると思いますが、
20%以上ということですので
許容範囲としましょう。
今回は、①不動産価格の
調査内容である
地価の動向と将来予測データを
掘り下げてみたいと思います。
まずは、住宅地、
過去1年間の地価動向の
「実感値」と
「予測値」の比較です。
実感値
予測値
次に
商業地です。
実感値
予測値
県全体の実感値をみてみます。
商業地では、
「5年連続のマイナス」
住宅地では
「3年連続のマイナス」
となっているようです。
住宅地では、
宮崎市の南部・北部エリアは
上昇に転じているようで、
コロナ渦による経済の停滞が
「転換期」を迎えていると考えている
不動産業者が増加していることを示しています。
ただし、
令和4年7月の
「予測値」においては、
県全体でマイナスとなっています。
担当の鑑定士の方も考察していますが、
このコロナ渦から経済が回復曲線を
本当に描けるのか?
ということについては、
まだまだ半信半疑の状況だといえそうです。
一方、
商業地の方では、
宮崎市南部エリアでプラス予測となっています。
南部商業地の地価が下がりきったと
判断している業者が多いことを示していますが、
その他のエリアでは引き続き
「悪化」の予測です。
コロナ渦の第6波・7波〜の流行予測など
店舗営業には極めて不利な状況が続き、
商業地の需要が当分回復しないとみている
業者や鑑定士の方が多いと示しているようです。
今回参考にさせていただいたデータは
以下のサイトでご覧になれます。
次回は、
取扱件数の動向から考えてみたいと思います。
よかったら御覧ください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
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