宮崎市の不動産売買専門の会社、㈱クリアルティの横田です。
皆様の不動産売買の疑問に少しでも、参考になれば幸いです。
不動産の情報を知るために
まず行うこと。
それが「登記情報の取得」です。
不動産業者である我々が
査定などの依頼を受けたり、
空き地や空き家の所有者を調べたりする際、
必ず行う作業です。
ちなみに、この登記情報(登記簿謄本)は、
専門の業者だけが取得できるものでは有りません。
法務局に行けば、
誰でも取得できるのです。
昨今は個人情報保護法も有り、
この登記情報が誰でも取得できることに
驚かれる方もいらっしゃいますが、
こうすることで、正当な権利を主張し、
対抗力を発揮することが出来るのです。
これが「登記」の力です。
取得の方法は簡単です。
①調べたい住所の地番を確認する。
一般的に利用されている「住居表示」と
登記等で利用する「地番」が同一であれば問題ありませんが、
違うことが多いです。
法務局にも備え付けられている
地番を確認する「ゼンリン地図」
通称ブルーマップで住居表示と地番を確認します。
②請求用紙に地番を記入後、
取得したい書類にあった収入印紙を購入
取得する書類によって、収入印紙の金額が違います。
印紙は別途準備する必要はありません。
宮崎法務局でも、印紙販売所は登記取得の場所内にありますので
職員さんに確認しながら購入しましょう。
③請求用紙を受付へ提出し、番号札等と引き換えます。
④番号が呼ばれたら、印紙を持って取りに行き、
その場で印紙を書類に添付して完了です。
登記簿謄本は、土地や建物の履歴書のようなものです。
所有者はもちろん、金融機関の担保(抵当権)が
入っているか、以前の所有者は誰かなど、
様々な権利関係が載っています。
今回は基本的な取得の仕方のみに
致しますが、登記情報の見方は、
複雑なものも多く、経験がないと底に潜む問題点も
発見できません。
どのような目的で取得するかによって
見方も変わってくるかと思いますが、
先々の備えとして、確認するのであれば
まずは書類一式を揃えてみましょう。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
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少なからずお困りごとやご相談先を
探されている方もいらっしゃるかと思います。
不動産業界の中の人間ではありますが、
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本日も、いい一日となりますように。