宮崎市の不動産売買専門の会社、㈱クリアルティの横田です。
皆様の不動産売買の疑問に少しでも、参考になれば幸いです。
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いよいよ、取引の最終日を迎えます。
意外と勘違いしている方も多いので
整理していきます。
物件の最終引渡(決済)とは、
簡単に言うと、お金を受け取ると同時に、
物件の権利証(権利)と鍵をお渡しする。
という作業です。
当然ですが、代金の支払いと同時に、
すべての所有権が買主側へ移るということで、
「同時履行の原則」といいます。
お店で代金を支払い、品物受け取るのと一緒ですね。
お支払いした瞬間に、買った人の所有物ということになります。
ちなみに、
・お金を受け取ってからお引越しすればいいんですよね?
・室内の残置物の処理だけ後日になりますがいいですか?
よくあるご質問として、こういった内容があります。
基本的には、決済日前日までに
室内のすべてのモノを撤去して(動くものはすべて)
準備しておく必要があります。
日程に余裕を持って準備をしていきましょう。
売買契約をした売主の最大の義務は、
「物件を約束した状態で引き渡すこと」です。
それが不可能になったときには、
「契約違反」ということになり、
「債務不履行責任」へ発展します。
くれぐれも、早めに準備を整え、
書類の整備や、融資を受けている金融機関との
打ち合わせなどが必要な場合は、不動産会社と綿密に
準備を進めましょう。
当社の場合は、全て私どもの方でフォローをしながら
準備をしっかりと整えていきます。
決済当日に必要な書類がそろっていないと、
所有権の移転登記ができず、引き渡しができません。
必要な書類としては、主に以下が挙げられます。
・本人確認書類
・ 登記済権利証(登記識別情報通知)
・ 固定資産税等納付通知書
・ 住民票実印・印鑑証明書
・ 通帳・銀行印
・ 諸費用(仲介手数料・登記費用など)
・ その他 不動産会社から指定のあった資料
例1:代金の受け取りに対する領収証
例2:物件すべての鍵、建物の図面や保証書など
通常は事前に
「残代金決済取引確認書」
というものを作成して決済日前にしっかりとご説明します。
その際に、必要な書類ももれなく整備いたします。
不明な点があればひとつずつ丁寧に確認し、
正しい資料を抜けや漏れがないように
準備していきましょう。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
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少なからずお困りごとやご相談先を
探されている方もいらっしゃるかと思います。
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本日も、いい一日となりますように。